この度、県民結婚相談ぐんまHP「成婚者の声」及び「最新情報」内
蓮見涼風(はすみ・すずかぜ)の記
でお馴染みの3年前にご成婚された蓮見涼風さんより設立20周年のお祝いとして『蓮見涼風の記・後日談〜Considerate〜』というタイトルのお便りを頂きました。
本ホームページの訪問者様はもちろんの事、特に活動中の男性会員様方にはバイブル的な存在となっている「蓮見涼風の記」ですが、蓮見さん曰く「県民結婚相談ぐんまでの私の婚活について全て語りつくしました」の事で今回にて完結との事です。
当相談室と致しましても、大変残念で少しさみしい様な気がしますが、復活編を期待して・・・
昨年の話ですが「県民結婚相談ぐんま」の『成婚前後交流会』に我々夫婦で参加しました。
今、実際に婚活中の会員の方、成婚された元会員の方が食事をしながら、お見合いや交際期間中の相談やアドバイスなど、様々な意見の情報交換を行いました。
今回は成婚前後交流会で相談された内容も含めて、僕達夫婦が成婚に至った経験談を話していけたら、と思います。
相談①お見合いの会話が続かない。
確かにお見合いの空間は、経験した人のみが知る独特な雰囲気ですよね。
お互いに緊張している状況で、まず僕を知って欲しいと自分の事を一方的に話すといったスタンスではなく、事前に考えてきた質問をする他にも、相手が話しやすい状況を作る配慮を意識していました。
何か質問されても、それに答えて終わり、という会話の1往復でもなく、そこから話題を広げる技術も必要不可欠だろうと。
とはいっても、お見合いの場という馴染みの無い緊張感の中で落ち着いて話すなんて、なかなか難しいですよね。
そこで僕は、普段、会社の人達や友人と話す際にも、相手に質問する順序、相手が話しやすい話題の振り方、会話の内容を広げる感覚を養いながら、最適な会話術を身に付けようと努力しました。
また次に会って、もう少し話がしたいな、と思ってもらえる様に。
妻とのお見合いは1時間程でしたが、多少の緊張感の中でも会話を楽しめたな、会話のペースや2人で過ごす場の雰囲気を確認出来たな、と実感した事を覚えていますし、妻は僕の第一印象を、かなり落ち着いた様子や雰囲気で、色々な話題を振ってくれたので話しやすかった、と語っていました。
相談②相手へのメールやLINEの内容や、交際期間の3ヶ月間をどう過ごしたらいいか分からない。
まず僕が妻にメールを送信する際には、その文章の内容が日記調になっていないか、丁寧な言葉であるかを心掛けていました。
例えば『僕は今日パスタを食べました。美味しかったです』という文章が送られてきても 、話題が広がりにくい可能性もありますし、どう返信してよいか困る場合もあるでしょう。
せめて、この文章に追加するなら。
『僕は今日パスタを食べました。〇〇さんはパスタやピザなどのイタリア料理は好きですか?もし苦手でなければ雰囲気が良いイタリア料理店を知っていますので、機会があれば一緒に行きたいですね』
このような文章を送信すれば、相手も質問に答えやすいですし、次に会う事に繋がる話題も返信してもらえるかもしれません。
基本的に僕の場合、毎日メールを送っていましたが、2人で観る映画は字幕か吹替のどちらがいいか、小説の話や好きなスイーツなどを尋ねたりした記憶もあります。
それと妻には苦手な食べ物があるかどうか確認をして、一緒に食事をする場所も選択しやすくなり、苦手な食べ物を除いて注文も出来ました。
交際期間が最初の頃は、フリーペーパーを持参して各地のイベントで行きたい場所を探した事で、花火大会や遊園地に出掛けましたし、目的地に向かう途中で見かけた洒落た外観のレストランに、機会があれば今度2人で食事したいですねと誘ったり。
隠れ家風の喫茶店を訪れる時にも、もし混雑していたり、休業している可能性も考慮して、他の喫茶店を何店舗か調べておく、そうした気配りも忘れずに過ごしました。
食事するペースや歩くペースも相手に合わせる心の余裕を持つ事も大切ですね。
お見合い当日から、お互いに成婚の意志を固めるまでの期間、いつでも僕は妻と会う際には襟の付いたシャツを着ていました。
なんだかTシャツだと、ラフ過ぎる格好になってしまうかと個人的な心配をした為です。
自分の外見のチェック、頻繁に爪を切る、歯医者に通う、床屋に行く、車内の清掃など怠る事も無く注意を払いましたし、こうした積み重ねも重要だと思います。
我々夫婦が交際期間中に、2人で遊びに行きたいと思っていた場所は多数ありました。
しかし、お見合いから1ヶ月程経過した頃から結婚生活の準備をしていた為、成婚から3年以上過ぎた今でも全ての場所は巡っていません。
先日も「そういえば夜景もまだ見に行っていないよね」という話になり、夫婦で東京タワーを訪れました。
圧倒的な夜景や浪漫溢れる雰囲気に感動しながらも、成婚する前に僕達2人がこの場所に来ていたら、どんな風に過ごしていたんだろうね、と想像して語り合います。
毎年、結婚記念日には旅行へ出掛けますし、最近は桜が有名な公園や観光地の牧場、クリスマスのイルミネーションや美味しい海鮮丼を求めて海沿いの町へ訪れたりも。
交際期間を有意義に過ごそうと、僕達は2人で行きたい場所、楽しみたい場所を話し合ったからこそ、次に会う予定も順調に決まり、様々な話題の中から偶然にも共通の趣味があると知ります。
そこから急激に我々の距離が縮んで、成婚に向けて円滑に進んでいった部分もあるのかと。
婚活が絶対に上手くいく方法、なんて極意があったら当時の僕も知りたかったですが、そんなに世の中は甘くない気もします。
ただ待っていても今の現状は何も変わらないわけですから、まず自分から動こう、失敗しても次のお見合いや交際期間で気を付ける所が出来た、次に繋がる反省点が増えた、という気持ちで婚活を続け、迷ったり不安な部分があったら「県民結婚相談ぐんま」のスタッフの方々にアドバイスを受けて、自分の会話や行動を客観的に分析してみましょう。
実は成婚に至るまでの過程は、すごく複雑な事ではなくて、それほど難しく考える必要も無いと思います。
人は考え過ぎると、単純な事も複雑に捉えがちになりますので、極力シンプルな思考で。
我々夫婦も、こんなにあっさりと成婚出来るんだね、と驚いたくらいですから。
確かに、お見合いだってマニュアル通りには進みませんし、交際期間中も臨機応変に対応する部分もあります。
その都度、考えて言葉にして、考えて行動する場面も多々あります。
でも、たった一つの事だけを忘れずに婚活を続けていけば成婚に近付けるのかな、と思うのです。
それは、相手を思いやる気持ち。
この気持ちが婚活をするうえで一番大切だと感じますし、それだけで充分だと思います。
さて。
これで僕自身が「県民結婚相談ぐんま」で経験した事、婚活においての体験談は語り尽くしたと思いますので『蓮見涼風の記』は今回をもちまして、完結とします。
完結といっても、例えるなら小説の最終ページではありません。
栞は途中のページに挟んでおきます。
この「蓮見涼風の記」を読んで頂いた方が成婚された際に、もしくは既に成婚されている元会員の方が、御自身の体験談を『成婚者の声』として文章に綴る事を期待しながら。
僕は、そっと筆を置く事にします。
蓮見涼風の記
上記の文章の中で、皆さんが成婚に向けて進んでいく途中において、少しでも参考になる部分がありましたら嬉しいです。
ふいに考える事があります。
例えば「県民結婚相談ぐんま」へ、問い合わせのメールを送信していなければ、僕は今頃どういう生活を過ごしていたかと。
無事に成婚退会してから3年が過ぎました。
今、僕達夫婦は、とても幸せです。
どうか皆さんにも、結婚して本当に幸せだと実感する時が訪れる事を祈っています。
それでは。